問題119 我が国の高年齢者の就業の実態や支援対策に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 我が国の高齢者(65歳以上)の労働力率は国際的にみて高い水準にあり,「労働力調査(基本集計)(平成21年)」(総務省)によれば,5割を超えている。
2 「高年齢者雇用実態調査(平成20年)」(厚生労働省)によれば,60歳以上の高年齢者を雇用している事業所の割合は9割を超えている。
3 「高年齢者就業実態調査(平成16年)」(厚生労働省)によれば,働く理由として,高年齢になるほど経済的理由を挙げる割合が高くなる傾向にある。
4 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」により,事業主がその雇用する労働者の定年を定める場合は,原則として60歳を下回ることができないこととなっている。
5 高年齢者の就業を臨時的・短期的なものとしてではなく,長期に確保されるよう支援するために,原則として都道府県の区域ごとにシルバー人材センターが設置されている。
問題120 介護福祉士が行う在宅及び施設における介護行為に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 右上肢に麻痺がある利用者の衣服の着脱は,左上肢から脱がせ,右上肢から着せる。
2 半身麻痺のある利用者がベッドから車いすに移乗する場合は,利用者を端座位にして車いすを患側に置いて行う。
3 施設に入所している利用者が夜間眠れず,居室より起きて介護福祉士のところに来た場合は,睡眠剤の服用を勧める。
4 利用者がいすから立ち上がるのを介助する場合は,利用者となるべく離れて行う。
5 施設に入所している利用者で便座に一部介助で移乗できる場合は,座位を確認後,事務室に戻って利用者からの連絡を待つ。
問題121 事例を読んで,訪問介護員の認知症の高齢者への対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
Dさん(86歳,女性)は,5年前にアルッハイマー型認知症と診断され,夫と自宅で生活している。訪問介護員がDさん宅を訪れたところ,夫から,Dさんが子どもの所が困っているので手伝いに行ってくる,と言って出かけたまま戻ってこないと訴えられた。捜しに出かけたところ,道路をどんどん歩いていくDさんを発見した。
1 「Dさん,一緒に戻りましょう」と手を引っ張る。
2 「Dさん,どちらへ行かれるのですか」とたずねる。
3 「Dさん,子どもさんの所は困っていませんよ」と伝える。
4 「Dさん,ひとりで出るのは危険ですよね,戻りましょう」と制止する。
5 「Dさん,ここでお待ちください」と言い,夫に知らせに行く。
問題122 特別養護老人ホームの介護職員が行う終末期の利用者の支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
1 利用者や家族に対し,終末期ケアについて施設が定める方針に一律に従うよう求める。
2 終末期ケアではプライバシーを重視し,家族以外の入室を制限する。
3 利用者との会話の中に死への恐怖や不安を察知した場合は,死とは関係のない言葉をかけ励ます。
4 全身が衰弱し経口摂取ができなくなったので嘱託医と連絡を取り,家族とともに今後の方針を検討する。
問題123 介護保険制度において,市町村が保険者として果たす役割・機能に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 市町村長は,介護予防サービス全般について事業者指定をすることができ,その際,介護報酬・基準を弾力的に設定したり,独自の運営基準を定めたりすることもできる。
2 市町村長は,都道府県知事の事前了解を得て指定居宅サービス事業者や指定介護老人福祉施設等に報告や帳簿書類の提出を求めたり,立入検査などを行ったりできる。
3 市町村は,要介護等認定の効力が生じた日前にやむを得ず指定サービスを受ける必要があったと認めるときには,要介護等被保険者に対し特例的にサービス費を支給できる。
4 市町村は,被保険者が利用する介護給付等対象サービスのための費用に係る資金の貸付事業を,地域支援事業のうちの任意事業の一つとして行うことができる。
5 第1号被保険者への保険料の賦課は,標準的には所得に応じて5段階に分かれているが,市町村によっては第5段階を再区分して6段階以上を設けることもできる。