問題70 事例を読んで,医療保険に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
〔事例〕
Cさんは40年以上勤めあげた会社を63歳で退職し,年金生活を送ることになった。 Cさんは民間の大手企業に勤める息子と同居している。退職すると,自分が属していた健康保険組合の被保険者証を返還しなけれぱならず,その翌日から所属していた会社の被保険者資格がなくなる。 Cさんは新たな医療保険に加入するため,その方法について決める必要があった。
1 Cさんは,引き続きその会社の任意継続被保険者として加入できるが,被保険者への適用期間は最長1年間である。
2 Cさんが国民健康保険の適用対象者となれば,世帯ごとに都道府県が算定した額に基づいて保険料が請求される。
3 Cさんが国民健康保険の適用になれぱ,その自己負担の割合は3割である。
4 Cさんは前期高齢者医療制度の適用対象者となる。
5 Cさんは自分の保険料を支払って,同居する息、子が加入する健康保険の被扶養者(家族)となることができる。
問題71 2009(平成21)年度の国民医療費等に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1 国民医療費の対前年度伸び率は,同年度の国内総生産(GDP),国民所得(N I)の伸び率を下回っている。
2 国民医療費の総額を前年度と比べると,65歳以上で増加しているが,65歳未満では減少している。
3 「平成21年度医療給付実態調査」(厚生労働省)によれば,65歳以上の年齢層では,高齢になるにしたがって,受診率,1件当たりの日数は低下するが,1日当たり医療費は増加する。
4 65歳以上の年齢層の国民医療費の総額は,それ未満の年齢区分の総額よりも大きい。
5 国民医療費の国民所得に対する比率は,依然として10%未満を保っている。
問題72 我が国の診療報酬制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 診療報酬の点数表を改定するには,健康保険法の改正を必要とする。
2 医科の外来診療報酬については,病院と診療所で共通の点数表となっている。
3 DPC制度(DPC/PDPS)は,入院1件当たり診療報酬包括支払制度である。
4 診療報酬の改定の基本方針及び個々の具体的な点数の設定は,社会保障審議会において決定されている。
5 診療報酬と介護報酬の同時改定は,4年に1回行われてきている。
問題73 我が国の医療提供施設に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 診療所の管理者には,医師,歯科医師以外の者でもなることができる。
2 介護老人保健施設は,医療法上の医療提供施設である。
3 病院や診療所は,自施設の平均在院日数を広告してはならないこととされている。
4 医師が病院を開設しようとするときは,都道府県知事の許可は必要としない。
5 特定機能病院に要求される機能には,高度の医療に関する研修実施能力は含まれていない。
問題74 事例を読んで,地域医療支援病院と在宅療養支援診療所等との連携に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
〔事例〕
Dさん(80歳)は体調が悪く,最寄りの在宅療養支援診療所であるQクリニックで診察を受けたところ,地域医療支援病院であるR病院での診療を紹介された。R病院では直ちに入院のうえ,4日後に手術となった。 2週問後, Dさんは無事R病院を退院し,自宅に戻ることができた。その後, Qクリニックが, S訪問看護ステーションと連携して, Dさんの在宅療養の支援に当たっている。
1 R病院は,病床数400床以上を有していなければならない。
2 R病院は,高度の医療に関する研修実施能力を有していなければならない。
3 R病院は,入院中の治療に関する計画を,担当医により, R病院に紹介したQクリニックの医師に,治療前に説明しなけれぱならない。
4 Qクリニックの医師は,24時間往診や必要な機関と連携して,24時間訪問看護が可能になる体制を確保しなければならない。
5 S訪問看護ステーションによる訪問看護は,この場合,在宅療養なので,すべて医療保険の対象外となる。
問題75 理学療法士,作業療法士,言語聴覚士及び介護福祉士の資格と業務に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1 理学療法士又は作業療法士の行う理学療法又は作業療法は,保健師助産師看護師法の規定にかかわらず,診療の補助としての位置づけがなされている。
2 理学療法とは,身体又は精神に障害のある者に対し,主として応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図ることを目的としている。
3 作業療法の対象となる者に,精神に障害のある者は含まれていない。
4 言語聴覚士の業務の範囲に,嚥下(えんげ)訓練は含まれていない。
5 介護福祉士であれば,痰(たん)の吸引,経管栄養等の医行為を,介護施設,在宅の訪問介護等において実施できる。
問題76 医療における地域連携システムに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 医療機関の機能分化に伴って,医療計画等に基づく医療機関完結型医療がますます求められている。
2 患者・家族の医療に関する理解を支援し,医療関係者との相互理解を推進することを目的とする活動として,シームレスケア研究会がある。
3 患者の退院後の在宅医療に向けて,病院側と在宅の診療所等の間で共同指導を行った場合,退院させた病院側が診療報酬を算定する。
4 都道府県における医療計画は,地域保健法に基づいて策定が義務づけられている。
5 医療計画においては,居宅等における医療の確保について記載することが規定されている。