問題8 睡眠に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 ノンレム睡眠中に目覚めさせると,人は夢を見ていることが多い。
2 ノンレム睡眠は,速い眼球運動を伴うのが特徴的である。
3 レム睡眠時の脳波は深眠時の脳波パターンに近く,脳の覚醒(かくせい)水準は高い状態にある。
4 レム睡眠時の抗重力筋の筋緊張は著しく低下し,身体全体は弛緩(しかん)している。
5 一般的な睡眠経過では入眠時にレム睡眠がみられ,次にノンレム睡眠が出現する。
問題9 心理的効果に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 ピグマリオン効果とは,自分が相手に対してある期待を持つと,自分自身が意識しないうちに当該期待に沿った行動を,自らがとってしまうという行動傾向をいう。
2 スリーパー効果とは,信憑性(しんぴょうせい)の高い送り手による説得は説得直後にはあまり効果がなく,一定時間経過後の方が効果的な場合があるという行動傾向をいう。
3 ハロー効果とは,対象者がある側面で望ましい特徴をもっていると,その評価を対象者の全体的評価にまで広げてしまうことに不安感を抱く行動傾向をいう。
4 アナウンスメント効果とは,衆人の前で自分が表明したことに拘束され,自分の行動が縛られてしまうことをいう。
5 ブーメラン効果とは,好ましく思っていない相手が自分と同じ意見を主張したときに,相手を仲間のように思い親しげに振舞うようになることをいう。
問題10 集団の社会心理に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ホーソン効果とは,集団作業において,物理的環境条件が悪化すると生産効率が低下することをいう。
2 リーダーシップのPM理論によれば,集団内の人間関係の維持機能が優先されて,業務目標の達成への働きかけの弱いりーダーシップ型は, Pm型に分類される。
3 同調とは,社会的行動のなかで,一人で作業するよりも他の人と一緒に作業しているとき,作業効率が向上することをいう。
4 集団規範とは,集団をーつにまとめる作用をする力のことであり,対人魅力と社会的魅力に分けられる。
5 社会的手抜きとは,集団で課題に取り組み,それぞれの人がどのくらい努力したかが目立たない状況だと,一人当たりの遂行量や努力が低下する現象をいう。
問題11 思春期・青年期の発達に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1 周囲の大人や権威に対して拒否的で反抗的な態度を顕著に示す第二反抗期は,ギャング・エイジと呼ばれる。
2 思春期の発現は性的成熟によって特徴づけられるもので,その発達の速度における個人差は極めて小さいと考えられる。
3 他の人のためになるよう意図された自発的な行動は向社会的行動と呼ぱれ,利己的な理由から人を助ける行動も含まれる。
4 性同一性とは,男女の生物学的性をーつの社会的地位と考えた場合,その地位に付随する性格特性,態度や行動様式をいう。
5 共同注意とは,他者との友情や愛情,あるいは異性との性的な親密さや愛をはぐくむことである。
問題12 臨界期に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 推定11~12歳で発見されたアヴェロンの野生児は,医師イタールによる熱心な教育の結果,基本的生活習慣のほか同年齢の子どもがもつ言語能力を身に付けた。
2 乳児期に白内障などにより視力を失った人が,成人期以降に開眼手術で目が見えるようになると,物の形を認識することもできるようになる。
3 ハイイロガンのヒナは,孵化(ふか)直後の臨界期に出会った運動体に対して,後追い行動をする。
4 未成熟な人格であれば,神経回路の再組織化は比較的容易になされるが,臨界期を過ぎると困難になる。
5 乳児期において何らかの原因で,長時間.片眼が閉じられた状態に置かれた場合であっても,永続的な弱視になるようなことはない。
問題13 心的外傷後ストレス障害(PTSD)に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 心的外傷によるトラウマ反応は,出現の様相についての個人差が小さい。
2 この概念によって,戦争や自然災害,犯罪被害体験に対する反応などを統一的に論じることが可能となった。
3 危機介入における危機は,「災害における危機」と「状況に伴う危機」に大別される。
4 トラウマに対するカウンセリングでは,フラッシュバックを積極的に生起させる。
5 レジリエンスは,ストレスからの自然な回復を生じる力に関する脳内分泌物質である。
問題14 心理療法に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 森田療法では,主に学習の結果,身についた特定の好ましくない症状や行動を明確化し,新たな行動を学習したり修正を行う。
2 精神分析療法では,自我に脅威を与える無意識のエスの活動を抑圧して,意識的世界の自我の活動が円滑になるように援助を行う。
3 来談者中心療法では,クライエントの成長を促進するセラピストの態度条件として,共感的理解,無条件の肯定的配慮,役割行動が必要である。
4 構造的家族療法では,家族集団をセラピーの単位として扱い,個人の問題を家族という脈絡のなかでとらえようとする。
5 遊戯療法では,言語によって自分の考えや感情を十分に表現するに至らないクライエントを対象にして実施され,主に音楽を表現の手段とする。