問題1 高齢者の疾患の特徴に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 高齢者では、多臓器にわたって発生する重複がんが増加する。
2 高齢者の血圧は、収縮期血圧と拡張期血圧ともに上昇する。
3 高齢者の気管支喘(ぜん)息では、感染型(非アトピー型)よりアレルギー型(アトピー型)が多い。
4 老人性(加齢性)白内障では、視野狭窄(さく)や眼痛を生じる。
5 高齢者の胃では過酸症となるため、逆流性食道炎を起こしやすい。
問題2 人体の器官の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 心臓から末梢(しょう)に向かって血液を送り出す血管を動脈といい、静脈血は流れない。
2 免疫系には液性免疫と細胞性免疫があり、T細胞が関係するのは液性免疫である。
3 自律神経系には交感神経と副交感神経があり、同一の器官に同時に強く作用する。
4 膵(すい)臓のランゲルハンス島にあるα細胞は、インスリンを分泌する。
5 吸気時には、横隔膜と肋(ろっ)間筋が収縮する。
問題3 「健康づくりのための運動指針2006」に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 この運動指針は、生活習慣病の患者を対象としている。
2 身体活動量は、活動の強度を意味するメッツ(Mets)を用いて「メッツ×時」で表す。
3 身体活動の量は、「運動」の量で決定される。
4 健康づくりのための身体活動量の目標は、週10エクササイズ(Ex)以上である。
5 体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施するものを「生活活動」という。
(注)「健康づくりのための運動指針2006」とは、「健康づくりのための運動指針2006〈エクササイズガイド2006>」(平成18年7月、運動所要量・運動指針の策定検討会)のことである。
問題4 単極性うつ病に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 食欲低下などの身体症状は生じない。
2 病状の重いときは、叱咤(しった)激励することが薦められる。
3 回復期に入ると自殺の危険性は減少する。
4 重症のうつ病には、通電療法(電気けいれん療法)を用いることがある。
5 几(き)帳面で真面目な性格の人は、そうでない人に比べうつ病になる可能性は少ない。
問題5 町内会の秋の運動会の日の出来事であった。早朝から住民が一緒になって、おにぎり、野菜の煮物、焼き魚の入った弁当と麦茶を昼食に用意した。昼食の3時間後に、数人の住民が悪心・嘔(おう)吐を訴え始め、その後水様性下痢の症状も伴ってきた。保健所の検査で住民のなかの一人の手に化膿(のう)創が見つかり、集団食中毒と報告された。
次のうち、可能性のある原因菌として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 黄色ブドウ球菌
2 サルモネラ
3 緑膿菌
4 腸管出血性大腸菌0-157
5 腸炎ビブリオ
問題6 DSM-IV(精神疾患の診断・統計マニュアル第4版)に記載されている精神障害に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 広場恐怖は、広々として人が少ない草原などを恐れることをいう。
2 社交恐怖(社交不安障害)では、多数の出来事についての過剰な不安と心配が持続している。
3 性同一性障害では、同一の人に2つ以上のパーソナリティが存在している。
4 気分変調性障害では、軽度の躁(そう)状態が持続している。
5 境界性パーソナリティ障害は、対人関係、自己像、感情などの不安定性及び著しい衝動性を示す。
問題7 リハビリテーションに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 脳卒中などの急性期リハビリテーションは、意識障害が回復するのを待って開始することが重要である。
2 高齢者の骨折で痛みが激しい場合、痛みがなくなってからリハビリテーションを行っても筋力の低下はほとんどない。
3 高齢者の生活不活発病(廃用症候群)などで生活機能の低下が予測される場合は、生活機能に障害がなくてもリハビリテーションを行う。
4 リハビリテーションの目的は生活機能の回復にあるので、心臓・腎臓、ヒト免疫不全ウイルスなどの内部障害は対象には含まれない。
5 近年の包括的リハビリテーションの概念には、薬物療法、食事療法は含まれない。